チラムバラムの予言書には・・・・
太陽惑星の直列が引き起こす 大地震
火山の噴火 津波などの凶災が襲うと
書かれています。
この チラムバラムの予言とは
最初は マヤの神話と考えられていました。
しかし 解明していくごとに
宇宙のリズムについて書かれ
大宇宙の循環を 記したものでした。
そして この書の本当の意味は ・・・
人類の終わりに 初めて明らかになると
予言されていました。
実際 この チラムバラムの予言書は 歴史の闇に消えたものです。
古代マヤの世界は スペイン人が
アメリカ大陸に到来する前に滅んでいます。
しかし 「言霊」といわれるように
残った民族の間で 受け継がれてきました。
なぜ チラムバラムの予言書が 残っているかという お話があります。
マヤ人が スペイン人に占領され
キリスト教に改心させられていました。
こういうことは よくあることです。
しかし チラムバラムの予言書 には
不思議な力が宿っているという
出来事が起こったのです。
マニの町で 焚書(宗教に関する本を焼く)していた時のことです。
ある書物に 火が燃え移った瞬間
立ち会っていた神官たちが 天を仰ぎ
苦しみ始めたそうです。
もちろん 焚書を行っていたのは
キリスト教の神父です。
神に仕えるものである 神父ですが
マヤの神官の苦しみを
焚書によって 同調したという話です。
もちろん その 書物は 火の中から引き出して
焚書を やめたそうです。
しかし 書物のほとんどは すでに焼失してしまいました。
それでも 9冊は なんとか 救うことができたそうです。
この本は マヤの神官にきくところ
マヤ人たちの起源などを記したものだそうです。
この チラムバラムの予言書は 今でも メキシコの人たちに
大きな影響を与え続けています。
実際は このチラムバラムの予言書は
20巻を超すものだったそうです。
そう考えると 宇宙の成り立ちから 気の遠くなるような未来まで
地球にまつわることを 記されていたと思うと この膨大な書物
焚書が悔やまれてなりません。
ここで チラムバラムの予言書に 書かれていた文章をご紹介します。
ーかつて石や木に彫りつけられ 樹皮紙に描かれた
ひとつひとつの記号が魔術的な言葉を
語っていた時代のことを想い起こさせる。
それらの言葉は おそらく
永遠に消え失せてしまっただろう。
しかし 何者かが 依然として
われわれを不安にさせ 何者かが煽動し
雲や息のように
エクリチュール(書記体)のあたりを通り過ぎる。
それは 幽霊だろうか。思い出だろうか。
それとも依然としてそこ 記号のまわりに迷っている
言葉の魔術の変質しない力だろうか。-
簡単に解釈すると このチラムバラムの予言書は
石や樹の幹や 水の水面や大空に
記号として 浮かび上がるであろうと 思われる神々の言葉を
まとめている書物だということです。
神の言葉であるから 今でも 依然として
人を 不安にさせる力や 予言の力を持っている
と 書かれています。
さて 予言の部分ですが
今日までに 解読されたのは 以下の通りです。
・・・・マヤの調和された帝国は崩壊してまい
聖なる諸都市や書記体は
忘れられてしまった。
永い眠りの内部に入り 眠れるものの閉ざされた
まぶたのかげに隠されてしまった。
だが 奥深いところでは 遠い彼方からやってくる
奇妙な力が働き
時々 よみがえり まるで 突然に
古代の知の言葉が新しい言語のように語りだす
宇宙を秩序立てようとするかのように・・・
あの無数の仮面に生気を与える。
宇宙の奥から聞こえてくる無音のように
太陽や星辰の声は再び ユカタンの沈黙の中に
響き渡り イツァ族の民は 彼らの井戸や
洞窟の中から出てきたそうに思われる。
もう一度 カトゥンの奇蹟が始まり
天空は大地を征服しようとするかのようである・・・・
現代の科学文明が 行き着くとこまで進み
行き詰った今 よみがえるべくして
よみがえってきた という意味だそうです。
去年の地震で 気づいた 原発問題。
電気で 生活するために 原発を 使っていた日本
今 エネルギー問題として 直面しているのも まさに 自然が 征服しだす
サイクルを 読み取っているかのような 文章にも おもえます。